築土神社(つくど じんじゃ)      Tsukudo Jinja Shrine      9.April.2010        天空仙人の神社仏閣めぐり

築土神社 Official Page
築土神社 拝殿 写真 築土神社 扁額 写真
「拝殿」「扁額」
HaidenHengaku
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築土神社 写真 築土神社 勝運 将門の繋ぎ馬 絵馬 写真
「勝運 将門の繋ぎ馬 絵馬」
Ema
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築土神社 狛犬 写真 築土神社 写真
「狛犬」
Komainu
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築土神社 力石 写真 築土神社 天水桶 写真
「力石」「天水桶」
Chikara-ishiTensui-oke
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世継稲荷
築土神社 世継稲荷 写真 築土神社 世継稲荷 写真
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築土神社(つくど じんじゃ)

Tsukudo Jinja Shrine

東京都千代田区九段北1-14-21 

1-14-21,Kudan-kita,Chiyoda-ku,Tokyo


社伝によれば筑土神社は、天慶3年(940)平将門の霊を武蔵国豊島郡上平川に祀り津久土明神 と称したことにはじまり、その後飯田町に近い田安に遷座して田安明神と称しました。

元和2年(1616)には牛込門外の筑土山(現新宿区筑土八幡町2番地)に遷座して筑土明神と なり、途中明治7年に筑土神社と改称しましたが、以来昭和初期まで牛込に鎮座し続けました。 気亜 しかし昭和20年空襲で社殿などを悉く焼失し、29年には九段中坂の世継稲荷神社境内、すなわ り田安明神の旧地に近い現在地に遷座しました。


力石


「力石」とは、一定重量の大小の円形または楕円形の石で、村の鎮守(ちんじゅ)、神社境内、会 所や村境(今日の行政単位の村ではない)にあって、若者達が力試しに用いたと記録されている。

古来、わが国民信仰では石に係わる信仰は多い。石に神霊がこもる、あるいは石を依代(よりしろ )としている神々も多い。

また、「力石」に於ける伝承の一つとして、「道切」説もあるが、「巨人伝説の大草鞋(おおわら じ)」同様と考えられる。しかしこれらは、石神等に関する伝承の変化であって、昔は、村々に疫 病(えきびょう)の侵入を防ぐための神であり、呪い(まじない)等であったようである。 (疫病は道を伝って来ると信じられていた。)

境内にある「力石」の由来は詳(つまび)らかではないが江戸・東京の若者達の生活と娯楽の一端 を知るうえで貴重な資料である。

本力石は、その銘文から文政五年(1822)十二月に神田仲町二丁目の柴田四郎右衛門が持ち上げた ものとされる。


狛犬

本狛犬は、台座部分もあわせると高さ1.5mほどになる一対の石像です。左右の像とも本殿から 見た面に「元飯田町」「惣氏子中」「安永九庚子11月」との銘文が刻まれています。元飯田町と いうのは、現在の富士見1丁目および九段北1丁目あたりのことです。天正18年(1590)の徳 川家康の関東入国ころより、中坂や九段坂の坂下一帯を飯田町と称していましたが、元禄10年( 1697)の火災で町が築地に移されて南飯田町となった際に、九段中坂一帯に残った町地を元飯 田町と呼ぶようになりました。

社伝によれば築土神社は、天慶3年(940)平将門の霊を武蔵国豊島郡上平川に祀り津久土明神 と称したことにはじまり、その後飯田町に近い田安に遷座して田安明神と称しました。元和2年( 1616)には牛込門外の筑土山(現新宿区筑土八幡町2番地)に遷座して築土明神となり、途中 明治7年に築土神社と改称しましたが、以来昭和初期まで牛込に鎮座し続けました。しかし昭和20 年空襲で社殿などを悉く焼失し、29年には九段中坂の世継稲荷神社境内、すなわり田安明神の旧 地に近い現在地に遷座しました。元飯田町の住人が本件狛犬を奉納した安永9年(1780)には、 築土神社は彼等の居住地から少し離れた場所にありました。下飯田町の住人は、自分たちの信仰の 対象である神社が牛込に遷座したあとも変わらぬ信仰を続け、いわばその証として本資料を奉納し たのだといえます。

また、本件狛犬の一方の頭上には「角」が、また他方の頭上には「宝珠」がのせられています。こ れは厳密な意味で前者を「狛犬」、後者を「獅子」と意識して区別したことの表れであると思われ ます。

区内の寺社などに現存する最古の狛犬であるこの築土神社の狛犬は、私たちに築土神社の江戸時代 の信仰の広がりを伝え、かつて千代田区域に居住していた人々の暮らしと信仰の様子を語りかけつ つ、九段の一隅に佇んでいます。

境内 千代田区教育委員会 案内板より


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