駒込大観音(光源寺)(こまごめ おおがんのん)      Komagome Oogannon   21.Nov.2014   天空仙人の神社仏閣めぐり


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「駒込大観音」「駒込大観音」
Komagome OogannonKomagome Oogannon
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駒込大観音(光源寺) 本堂 写真 駒込大観音(光源寺) 観音堂 写真
「光源寺 本堂」「観音堂」
HondoKannondo
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駒込大観音(光源寺) 多宝塔 写真 駒込大観音(光源寺) 邪鬼 写真
「庚申待百万遍講中庚申塔

青面金剛立像」

「邪鬼」
Shomen-kongo-RyuzoJaki
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駒込大観音(光源寺) 三猿 写真 駒込大観音(光源寺) 写真
「三猿」
San-en Three wise monkeys
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駒込大観音(光源寺) 千手観音石像 写真 駒込大観音(光源寺) 阿弥陀如来石像 写真
「千手観音石像」「阿弥陀如来石像」
Senju-Kannon-SekizoAmida-Nyorai-Sekizo
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駒込大観音(光源寺)(こまごめ おおがんのん)

Komagome Daikannon

東京都文京区向丘2-38-22 

2-38-22,Mukougaoka,Bunkyo-ku,Tokyo


駒込大観音縁起

「駒込大観音」は大和国(奈良県)長谷寺本尊の十一面観音を模して元禄10年(1697)地蔵菩薩の持物である錫杖を持ち、 岩の上に立つという独特の様式で、お地蔵さまの慈悲をあわせ持つ観音さまとして、古来人々の信仰を集めてまいりました。 『江戸名所図会』の挿絵としても掲載されてる駒込大観音は、 7月9日と10日にお参りすると4万6千日分のご利益がある「4万6千日」の縁日、酸漿(ほおずき)市として今日にいたるまで賑わいをみせております。

この駒込大観音は昭和20年(1945)5月25日の東京大空襲により堂宇もろとも灰燼と帰し、 そのお姿を拝むことができなくなってしまいました。 爾来、私どもはその復興に努めてまいりましたが、ようやく念願がかない再興が相成りました。

再興された十一面観音は長谷寺式同様に錫杖を右手に持つ像高6メートル余の立像で、 仏像彫刻家・西山如雲氏により父・如拙氏の監修のもとで木曽檜を用いた寄木造りで彫刻され、 さらに東京都伝統工芸士の藤原茂夫氏により漆塗りと金箔・金粉を施して仕上げられました。 また、像の後方壁面には書家・柳田泰雲氏揮毫の「妙法蓮華協経観世音菩薩普門品偈」が陶板に加工して飾られ、堂内を荘厳しております。

観音堂は楜沢成明氏の設計で、創建当時の土蔵造りの外観を生かし、内部はインドなどの仏教聖地の建築意匠をとりいれています。

なお、観音堂に向かって右手の阿弥陀如来と千手観音の石像は、駒込大観音を建立した江戸の町人、丸屋吉兵衛の供養塔です。 また、境内に点在設置してある石は、創建時の観音像の台座として用いられていたものです。

観音さまは「観世音菩薩」あるいは「観自在菩薩」と呼ばれ、 駒込大観音は十一面観音の名のとおり時に応じたさまざまなお顔で私たちに接し、苦しみ、悩み、悲しみ、怒り、願い、喜びなどをもつあらゆる境遇の人に、宇宙の根源的な生命力を自覚させてくださる菩薩です。

お参りされるときは「南無大慈大悲観世音菩薩」または「オンマカキャロニキャソワカ」と唱え、 観音さまを鑑として自己を見つめなおされるようおすすめいたします。

ここに、駒込大観音を再興するにあたって浄財を寄進してくださった方々のお名前を記しておきます。

平成5年(1993)5月吉日 駒込大観音光源寺 二十一世観誉俊匡

境内 案内板より


庚申待百万遍講中庚申塔

     文京区指定有形民族文化財 平成23年(2011)3月1日指定

青面金剛立像を主尊とする笠付角柱型の庚申塔である。紀年銘から明和9年(1772)9月に造立されたものと考えられる。 基礎の上に塔身・笠、最上部に宝珠を載せる。地面からの高さは250cmを超える、極めて大型の庚申塔である。

塔身正面に一面六臂の青面金剛立像を浮き彫りし、その下には青面金剛に踏まれた邪鬼や岩座の中に三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)を浮き彫りする。 塔身向かって身側面および左側面には施主銘「庚申待百万遍講中」や願文が、裏面には「南無阿弥陀仏」の六字名号が刻まれる。 また、上段の基礎の四面すべてと下段の基礎の正面には200名を超える人名が刻まれている。 これらは、本庚申塔に造立に関係した人々と考えられる。

本庚申塔は、保存状態が良好であり、かつ造作・規模などの点から極めて優品の庚申塔である。 江戸時代中期における庚申信仰のあり方を伝える貴重なものである。

文京区教育委員会 平成24年(2012)3月

境内 案内板より


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